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2001/11/14
11/1〜4三宅島現地視察報告
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視察行程
11月1日(木)  
22:00 竹芝発 かめりあ丸にて 神津島へ
11月2日(金)  
10:10 神津島着
11:00 神津島発 はまゆう丸にて 三宅島へ
12:35 三宅島錆ヶ浜港着
雄山レストハウス〜七島展望台〜鉄砲場〜空栗橋仮橋〜伊ヶ谷港〜姉川ダム
15:00 三宅島現地災害対策本部(三宅支庁)
16:20 川田沢〜間川ダム〜三七沢砂防ダム工事現場
17:00 村役場着 クリーンルームに宿泊
11月3日(土)  
7:50 三池商港〜三池地区(村道タミ山線)〜坪田漁港〜長太郎池〜道の沢〜芦穴沢仮橋〜立根仮橋〜阿古味覚館駐車場の建設中のクリーンルーム〜クリーンセンター(ゴミ焼却場)〜伊ヶ谷沢砂防ダム工事現場〜大久保漁港〜勤労福祉会館クリーンルーム〜湯の浜漁港〜逢の浜温泉施設〜村役場(休憩)
12:15 大路池〜阿古残土処分場〜給食センター〜南戸林道〜村営牧場〜釜庭(学校下)〜錆ヶ浜漁港
16:00 三宅島発 はまゆう丸にて神津島へ
16:00 神津島着 宿泊
11月4日(日)  
11:00 神津島発 かめりあ丸にて 東京へ
20:00 竹芝着 解散
 
視察報告
ここでは視察各所においての私の所感を簡単に書きとめておきます。なお特別委員会報告は後日「議会だより」において報告があります。
錆ヶ浜港
地盤沈下のため、桟橋の嵩上げ(30センチ)工事が行われていた。 
雄山レストハウス
施設そのものは降灰(石)のために全壊状態であった。
七島展望台
レストハウスからの道は一部崩壊のため迂回道もあった。
雄山を望む 村営牧場方向 笠地方向
鉄砲場
ここで泥流が発生したのは最近であることからも、今後どこから泥流が発生するのかわからない。いまは上部に穴を掘って下流に流出しないようにしている。
この上部から泥流が流れてくる 土嚢により流路をコントロール
空栗橋仮橋
海側に架橋している。 鉄製なのでかなり腐食が目立つ。
伊ヶ谷港
泥流により海岸は砂浜になっていた。港内には泥流が流れ込んでいた。また地盤沈下のため桟橋と海面が近く、荒天時には使用に支障がある。
海岸線の崖は、いたる場所で崩落している
沈下のために堤防と海面が近い
からくり橋の仮橋〜この横に本橋を架橋する 腐食進む橋脚部
姉川ダム
泥流によりいっぱいであったが、現在は泥土を搬出してあり、次の泥流に対処してあった。
泥土を搬出
三宅島現地災害対策本部(三宅支庁)
都職員より砂防ダム工事などの進捗状況説明を受ける。、その後質疑応答。
〜説明後の質疑応答
Q.  砂防ダムの能力を具体的に説明されたい。
A. 砂防ダムは過去雨量を計算して設計されており、数十年に1回の台風などにも対処できるようにしている。具体的には日総雨量300ミリ程度にも耐え得るように安全対策をとっている。
Q. 泥流だけに絞ると、相当の降雨があっても住民が家屋にいて安心できるような整備ができるまでには、あとどのくらいかかるのか。
A. 砂防工事は5ヵ年にわたり計画されているが、集落周辺を優先して工事を進めている。13年度の工事が完了すれば、多少の雨や注意報などが出ても避難しなくても済むようになる。
Q. 現在、村で砂防ダムについてアンケートをとっているが、村民の希望は反映されるのか。
A. それは尊重するし、必要があれば設計変更などで対処する。
Q. このような工事の進捗状況が村民の目に触れる機会が少なすぎる。もう少し写真などで情報を出してもらえないか。
A. 承知しました。
〜他議員の質問に対する回答
A. 沈下した桟橋などは港湾整備として嵩上げで対処する。(一部施行中)
A. クリーンハウスは公共施設など6箇所が設置済み。現在建設中のものが完成すると500名の常駐が可能になり、復旧作業に勢いがつく。
A. 砂防ダム工事などの計画は、周辺地主に対し早期に説明をして、家屋補修などでの経済的な二重負担にならぬようにしたい。
現地対策本部〜三宅支庁内に設置
砂防ダム等による泥流対策の説明を受ける
各作業班から定期的な状況報告を無線で受け確認
ガスの測定値を知らせる電光掲示板 屋上の脱硫装置 屋上から雄山を望む
川田沢
砂防ダムの基礎工事を施工中。
進む砂防工事
間川ダム
泥流によりいっぱいであったが、現在は泥土を搬出してあり、次の泥流に対処してあった。
三七沢砂防ダム工事現場
基礎部の施工中であったが、集中工事をして年内完成するとのこと。
村役場クリーンルーム
3階部をクリーンルームにしている。議長室は女性専用室。男性は議員控え室、会議室を使用。狭い室内を仕切っただけで、シングルサイズの布団が1人分のスペース。午後6時以降の外出は禁止なので、この生活環境は改善しないと長期の駐在はかなり厳しい。これらの改善は早期にしないと、作業者のストレスは相当なものだ。また村役場駐車場にもプレハブ式クリーンルームを今年度中に建設する。
このような仕切りで布団のスペースしかない
三池商港
ここも地盤沈下の影響か、少しの波浪でも波が桟橋を洗う。13センチの嵩上げをするというが、これからの季節には船接岸は難しいと思う。
三池地区(村道タミ山線)
年間を通して火山ガスの流れる日が多い場所。トタン屋根が腐食している家屋が目立つ。家屋保全のためには、修繕など早期の対処が必要。またパイプハウスのパイプも腐食が激しい。泥流による被害も見受けられた。
腐食の激しい家屋
坪田漁港
ここも桟橋と海面の差が少なく、このままでは使用は難しい。
長太郎池
海面に没する場所が多くなっている。
道の沢
沢の拡幅工事施工中。
芦穴沢仮橋
ここには相当の泥流が発生したのが一目でわかる。
芦穴沢仮橋
立根仮橋
ここも海側に架橋している。都道が海岸線に近くて崖を背負う形の道路が泥流の被害にあうと、このようにすぐに生命路線が寸断されてしまう。このような道路個所はまだ多くある。
阿古味覚館駐車場の建設中のクリーンルーム
総二階のプレハブ二重構造。ここに80名の常駐を予定している。
クリーンセンター(ゴミ焼却場)
開設したばかりの施設だったが、金属部の腐食のために修理をしながらの処理を行っている。
伊ヶ谷沢砂防ダム工事現場
下流の集落に大きな被害を与えた河川。沢幅を広げたりの大型工事。
大久保漁港
ここは大きな変化は見られないと感じた。
勤労福祉会館クリーンルーム
駐車場に大型プレハブで食堂、洗面所、大型浴室が完備されているが、脱硫施設ではない。勤労福祉会館入り口に洗濯機が10台ほど設置されている。多くの作業員が常駐しているが、やはり休日にも及ぶ行動制限など、ストレス解消のための生活環境の早期改善が必要。
湯の浜漁港
かなりの泥流の流入により、干潮時には港内の底が見えてしまい、繋留船舶は移動できない状況。緊急時の避難港としても使えない。
逢の浜温泉施設
内部は見ることは出来なかったが、施設そのものは大丈夫(外観)。ただし源泉については阿古も含めて未調査。
大路池
水源配水地への道路は被害がない。また水量はむしろ増えていた。水質は検査により大丈夫とのこと。
阿古残土処分場
現在は三七山建材工場とここに残土を仮置きしている。樹木と泥流土砂を区別搬入していないため、すぐにいっぱいになりそう。下方への流出防止のため土留め工事をする。
給食センター
常駐作業者の食事供与のため、建設業協会が借りている。ここで調理をして学校給食事業方式で搬送している。都・村職員などは自炊。
南戸林道
雄山ふれあい牧場方面に登る村道。数ヶ所にわたり道路側面が崩落しており、普通車以上の大型車両の通行は厳しい。
村営牧場
全壊状態。樹木は立ち枯れていて、その自然回復は見込めない。かなりの泥流が流れているが、なおもその堆積している泥土は厚く、下流(阿古地区)への被害防止には相当の砂防工事をしなければならない。ふれあい牧場(わくわく椎の木らんど)施設も壊滅。
ふれあい牧場:樹木は立ち枯れで全滅、泥流による被害が大きい
施設など全壊状態 青白いガスが近くまできていた
この下流に阿古地区がある(鉄砲場)
釜庭(学校下)
地盤沈下の影響か、ここも海岸の幅が狭くなっており、近くの道路に波がかぶることもあるという。
 
その他の写真
三宅島〜神津島を結ぶ「はまゆう丸」
三宅島遠景:はまゆう丸船上より
雄山環状線から上の樹木は、ほぼ全滅
村道雄山線:道路が大きく崩壊。(迂回仮設道により対処)
勢いの衰えない噴煙
島の各所に見られる火山観測機器
工事内容の掲示板(各工事現場にあります)
当初の大型土嚢からコンクリート製で内部に土を入れるタイプに
被害拡大を防止するために、家屋を土嚢で囲む
神津島の漁港:1メートル近く地盤が隆起したため乗船に苦労する