2001/08/16
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■全島避難後、初めての一時帰宅が実施されます。
全島避難後、初めての一時帰宅(一時帰島)が実施されることになりました。
1年前の避難当時から噴火活動の大きな快方への変化は見られない段階
(ガスなどの影響で一時的でも帰島は無理だと言われていた)での実施です。ここでは、あえて実現の根拠については言及しませんが、不思議です。
私は、今回の一時帰宅は、「長期化を覚悟するための厳しい決断をする帰島になる(したい)」と考えています。
島民一人ひとりが、今後の自身の生活方針(島をどうするかも含む)を決める参考にするためには、充分な帰宅(帰島)の時間が確保されているとは言い難いですが、多くの島民が、今一度原点から考え直す機会として重要であると考えています。
一時帰宅実施要領
| ■目的 |
(1) |
住民が島民避難から一年経過後の三宅島の現状を確認するため。 |
| (2) |
住民の意見を三宅村復興計画に反映させるため。 |
| ■対象者 |
(1) |
1世帯1名。 |
| (2) |
平成12年6月26日現在の住民基本台帳上の世帯主等、またはその世帯主等から委任を受けた代理人。 |
| (3) |
自治会等の証明により被災者生活再建支援法の適用を受けた世帯主、またはその世帯から委任を受けた代理人。 |
■参加条件
※次の条件をすべて満たす者 |

(1) |

1人で歩行が可能であること。 |
| (2) |
喘息等の呼吸器系疾患がないこと。 |
| (3) |
歩きやすい服装、歩きやすい靴を着用すること。 |
| (4) |
本事業の主旨を十分理解し、村が定めた期限内に参加申込みをした対象者。 |
| (5) |
保安要員並びに関係機関の指示に従うこと。 |
| ■実施方法 |
(1) |
三宅村内を以下の5ブロックに区分する。
| 第1ブロック |
神着地区 |
| 第2ブロック |
大久保地区、伊豆地区、伊ヶ谷地区 |
| 第3ブロック |
阿古地区B |
| 第4ブロック |
三池地区、阿古地区A |
| 第5ブロック |
坪田地区 |
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| (2) |
ブロックごとに、日帰り(船中1泊)の行程で実施する。 |
| (3) |
一時帰宅者20名以内を一班とし、1ブロック20班以内にて実施する。 |
| (4) |
一班毎に保安要員1名、警察官1名が同行する。 |
| (5) |
竹芝桟橋集合解散とする。 |
| (6) |
日程は各ブロック毎の指定日制とする。 |
| (7) |
一時帰宅者はその実施決定を必ずテレホンサービスで確認する。 |
| (8) |
天候等の理由で中止になった場合は順延とせず代替日を指定する。 |
| ■出発日 |
| 平成13年9月9日(日) 〜 平成13年9月13日(木)までの5日間。 |

9月 9日(日)出発 |

第2ブロック 大久保、伊豆、伊ヶ谷地区 |
| 9月10日(月)出発 |
第5ブロック 坪田地区 |
| 9月11日(火)出発 |
第1ブロック 神着地区 |
| 9月12日(水)出発 |
第3ブロック 阿古地区B |
| 9月13日(木)出発 |
第4ブロック 三池地区、阿古地区A |
| ■経費負担 |

一時帰宅の参加経費は無料とする。
ただし、避難先住居から竹芝桟橋までの経費は各自の負担とする。 |
| ■その他
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(1) |
貴重品の持ち出しは、1人手荷物2個までとし、各自が持てる範囲内とする。 |
| (2) |
一時帰宅者には、朝食及び昼食並びに飲料水を支給する。 |
| (3) |
集合時間までに受付を済ませない場合は一時帰宅を辞退したものとみなす。 |
| ■行程表 |
| 第1日 |

17:00 |

出航決心 (テレホンサービス 03-5320-7605 で確認) |
| 17:30 |
誘導員配置 |
| 18:00 |
受付開始 ※三宅村東京事務所(公文書館6階) |
| 19:30 |
受付終了 |
| 20:00 |
説明会開始 |
| 20:30 |
説明会終了 乗船者竹芝桟橋移動開始 |
| 21:30 |
乗船開始 |
| 23:00 |
竹芝発 (船中泊) |
| 第2日 |
| 4:30 |
起床 |
| 5:00 |
下船準備 |
| 5:30 |
三宅島着 |
| 6:00 |
バス出発(住民輸送用車両10台) |
| 一時帰宅時間(最大4時間、最短3時間) |
| 10:20 |
バス帰着 乗船 |
| 10:50 |
三宅島発 |
| 17:30 |
竹芝着 下船解散 |
■一時帰宅についての全員協議会が開かれました。
8月10日、AM9:30から開かれた議会全員協議会において、一時帰宅について行政から報告がありました。
◎議会から出た要望と発言
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| 問. |
議会に事前に協議もなく、村の行事が行われるのは遺憾だ。 |
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| A. |
今後は注意する。 |
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| 問. |
村が企画したのか。都に任せきりなのか。 |
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| A. |
双方で協議しているし、他の機関(警察など)も入って協議した。 |
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| 問. |
なぜ村として発表という形でないのか。 |
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| A. |
別に他意はない。都災対本部発表とした前回にならった。 |
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| 問. |
マスコミ取材はどうなっているのか。 |
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| A. |
第1日目だけ、取材希望の各社にさせます。 |
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| 問. |
持ちだし手荷物を2個に限定するのでなく、もっと増やせないか。 |
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| A. |
今回の目的からして、無理。 |
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| 問. |
別荘所有者などは今回は対象になっていないが。 |
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| A. |
今回はあくまで住所登録してる人と、支援法で行った支援金の受給対象者(住民票がない人)を対象とした。 |
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| 問. |
住民票がなくても、実際には何十年も居住してる人もダメか。 |
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| A. |
どこまでと範囲を決めた段階で、それは外したので、無理。 |
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| 問. |
対象者でも2軒以上の家屋を所有してる人は複数ヶ所に行けないのか。 |
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| A. |
今回はあくまで1軒だけでお願いしてる。 |
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| 問. |
高齢者などの世帯では夫婦で見たいという希望があるが。 |
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| A. |
あくまで世帯につき1名という方針を守ってもらう。 |
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| 問. |
家屋の被害(雨もりなど)の手当てはこの時間では難しい。確認できたら何らかの処置をできるように対応できないか。 |
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| A. |
検討する。 |
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◎ 私の発言
このように、やはり島民代表の議会にすら相談や打診もなくやるから、事前に想定されるような問題点が協議にものらないで、勝手に決定されてしまう。
また、全ての回答が今回の一時帰宅に集中してのものだが、今後は第2弾、 第3弾と一時帰島をさせるのかが大事だ。今回させたから、もう今後はない、我慢しろというのでは問題がある。
多くの村民が望むのは、実情を見たいというのもあるが、財産が財産価値のあるうちに持ち出したいというものや、職業の場である農地(畑)を見たいというものだ。それが今回の一時帰宅で果たせないということは、今回の企画はあまり意味のないものだと私は考えている。今後は経費を個人持ちにさせても引き続き一時帰島できるように村として考えているのか。でなければ、島民の真の悲願と希望は果たせない。
同時に、島の実情を見せるという目的もあるが、これは「もう島へは帰れない」 という悲観的な考えをする島民がでても仕方ないと考えるか。
◎ 村長
議会への事前の協議がなかったことについては、申し訳ないと思う。今後は慎重に対処する。
一時帰島については、今後もさせたいということは私の方針としては考えている が、やはりまだガスが出ていたりで簡単にはいかない。今後の一時帰島の方法
までは現在は考えていないので、今回の一時帰宅を参考にして考えたい。
また島の実情を見てもらうのは、あくまで今後の島の復興の参考にして頂くためというのが前提であって、ご質問の主旨とは考えが違う。
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