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2001/06/09
「川島忠一都政報告会」が開催されました。

6月7日、島嶼会館において、川島忠一都議による「都政報告会」が行われ、三宅島民を対象にした問題について具体的な話がありました。


川島都議の「都政報告」より(要旨)


■ 報告

6月中に約110名、7月中には約200名、9月には約600名が島内滞在(宿泊)できる体制を作り、復旧作業を進めていく。
   
電気と電話はほぼ復旧した。が、水道が遅れており、今月中に約7割復旧神着の島下あたりは灰も多いので年内くらいになる見込み。
   
全面帰島は(火山ガス中の二酸化硫黄放出量が)1万トン/日以下がメドということで行政も学者も一致。ちなみに、桜島では最大6000トン/日、平時で2000〜3000トン/日程度。
   
長期的対策として、都営住宅の無償継続のため助成金を国に要求中。また、先に支給された(被災者生活再建)支援金並みの支給のため特別立法をお願いしている。
   
短期的対策として、宝くじの収益から1人5万円を7月に支給。また、都内区市町村の協力を得て避難先区市町村における150人の就労機会を来年3月まで継続して作る。
   
現在、一時帰島について都も一所懸命になってその実現に努力をしているが、医師、消防、島内の輸送手段などの対応が難しく、都でシミュレーションを進めているところ。段階としては、一時帰島はまず泥流被害を受けた約30世帯が先で、その後順次何十人単位で一般島民の順番になると思うが、その順番については島民の皆さんに理解していただくようお願いすることになる。
またその詳細などは、知事が島民に向けて記者会見で公表すると思う。
   
特養ホームの資金繰りについて、都が財政援助するよう福祉局長に頼んだ。
   
寸断されていた都道4か所は立根を最後に開通した。今後は、東京ドーム8杯分1万1000立米の火山灰が泥流として流れることを懸念し、復旧に努める。このようにして、ガスが止まったら迅速に島での生活を再開できるよう準備している。
   
伊豆諸島の風評被害のため、観光客に7000円〜1万円の宿泊補助を出す。三宅村民が友島でゆっくりしてくるのにも利用できる。
   
全島避難以降の日最大降水量は80mm。この3倍とかになると泥流被害が大きくなる。そこで、洋芝の種を空中散布している。今後、さらに植生を回復させるためハンノキも植える。
   
お預かりしているペットの支援のための予算も国に要求する
   
商工業者の利子補給は既に実施し、今後1年刻みでの延長や、住宅ローンも利子補給されるよう努力している。
   



■ 質疑応答


問: 地域によっては、三宅島民のみ支援されることに対しやっかみの声もある。島民どうしの立ち話もはばかられることがあり、精神的に参っている人もいる。ケアをしっかりしてほしい。
また、梅雨どきを迎え畑に篠竹が生えてくる懸念がある。(帰島できなくても)耕運機を入れて根こぎしてもらうことはできないか。
   
答: 地元との関係は難しいこともあろうが、行き過ぎがあれば住宅局に対応させる。帰島できた際には農業支援も必ずする。
   
問: 150人の就労機会は都外の避難先でも確保されるのか。
   
答: 現状では都内だけである。
   
問: 泥棒対策はどうなっているか。また、テレビや新聞で報じられることが減ってきている。もっと島の状況を知りたい。
   
答: 島の状況については行政による情報提供をしっかりさせる。MXTVの都提供番組でも報じるようにさせる。
泥棒については、テレビが大きく取り上げたものの、中には作業者が住民から依頼を受けて家の様子を見てきたとかいうケースもあるようだ。 夜闇に紛れて海賊が上陸したということは考えられない。警察は既に調査したが、その結果はまだ公式には都庁に届いていない。警視庁にきちんと防止策をとってもらう。
   
問: 一緒に避難してきた友人同志で入居した。しかしここまで長期化すると別居したいのだが、申請しても住宅局が対応してくれないという話がある。
   
答: 原則論はあるが、住宅局には温情を持って対処するよう言ってある。
   
問: 住宅の無償継続がいつまで続くのか不安がある。
   
答: 都営住宅の財政状況も厳しいので、国費負担を求めているところだが、仮にそれが駄目でも、政治が行政を説得するので、安心してほしい。
   
問: 地方交付税の特例は5年間継続することになったが、全面帰島までどれくらいかかると考えて対策しているのか。
   
答: 長期・短期の両方の面で対策を講じる。帰島までどれだけ掛かろうと自治体がなくなることはあり得ない。人の良心、政治の良心としてそんなことはさせない。
   
問: 私は島に作業に行っているが、9月には600名体制になるとのことだが、やはり神津島から往復するのか。
   
答: そのときには人や資材の輸送も大量になるので、八丈航路の寄港を再開させることを都は考えているようだ。




■ 終わりに

一時帰島がみなさんの最大の願望と承知して取り組んでいる。
都議会も、超党派で、一枚岩で取り組んでいる。